2013年1月13日

iTunesホームシェアリングとAppleTVの組合せは最強

自宅でApple製品に囲まれていて気持ちいいと思う最大の理由は、「iTunes」と「AppleTV」の組み合わせによるワイヤレス環境である。Apple製品は好きだけどAppleTVは持ってないという人が多いが、何とももったいないと言うしかない。

この組み合わせによって、自宅のMac、iPad、iPhone、大画面テレビ、オーディオがワイヤレスで一体となる。リビングでの過ごし方が変わり、ネットにつながってないテレビやオーディオは考えられなくなった。


1. iTunesのホームシェアリング

まずAppleの「ホームシェアリング」でiTunesが一層便利になる。家庭内の最大 5 台までのコンピュータ間で iTunes のメディアライブラリを簡単に共有できる機能だ。例えば音楽や映画のデータを全て一台のMacにつっこんでおけば、それをワイヤレスで他のMacやiPad、iPhoneなどから共有できる。自宅のPCがメディアライブラリサーバーになるわけだ。(WindowsPCでも利用可能)


2. AppleTVとテレビ、オーディオの接続


iTunesやYouTubeなどを自宅の大画面テレビやオーディオ機器で鑑賞するのを可能にするデバイスが「AppleTV」である。AppleTVは8千円程度の手のひらサイズで一見地味な存在だが、実はAppleを差別化するキーとなる製品だと思う。テレビとはHDMIケーブル、オーディオ機器とは光ケーブルで接続するだけ(アナログオーディオなら変換器でOK)。ネット接続は有線でも無線(Wi-Fi)でも可。

【参考】AppleTVとアナログオーディオでつくるデジタル・ワイヤレス音楽環境


3. AppleTVによるワイヤレス体験「AirPlay」


AppleTVが接続できたら「AirPlay」が可能になる。AirPlayとはMac、iPad、iPhoneなどにあるコンテンツを、Apple TVを経由して大画面テレビやスピーカーにワイヤレスで送る機能だ。

これによりiTunesやHuluの映画を自宅の大画面テレビに映し出すことが可能になる。さらに自宅のCDを全てiTunesに突っ込んでしまえば、Mac、iPad、iPhoneの「Remote」アプリでリモコン代わりに選曲するだけでオーディオ機器からワイヤレスで音楽が流れるので、自宅版ジュークボックスの出来上がりである。もはやCDを出し入れしたり、オーディオにiPhoneを物理的に差したりする時代ではなくなった。

Mac、iPad、iPhoneの画面をそのまま自宅のテレビにワイヤレスで映すことができる「AirPlayミラーリング」も便利だ。YouTubeや写真、映像などを大画面テレビで家族や友人と一緒に見ることができる。私はもっぱら家族からのリクエストに応じてMacやiPadを検索する係になってしまった。世の中のショットバーやカラオケボックスなども同じシステムを入れれば楽しみ方が広がると思う。

どうも便利すぎて、当面Appleが築いたエコシステムから逃れることはできなさそうだ。AppleがiTunesライブラリの完全クラウド化を実施したらさらにすごいことになるな。