2011年8月18日

Reflections - Andrew York (short version : cover)

自分のソロギターをアップしました。
アコギを始めて2年くらいの初心者です。
Andrew Yorkのたくさんの美しい曲の中で特に好きな曲。
今回は主題パートだけだけど、フルバージョンは鋭意練習中。

2011年8月15日

10万年間決して掘り出されてはならない - ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」

映画『100,000年後の安全』



原子力発電の負の遺産である高レベルの放射性廃棄物。危険極まわりない代物なのに、処理方法が確立されていないのが現状。この映画は、フィンランドに建設中の放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」についてのドキュメンタリーだ。

放射性廃棄物が無害になるには10万年かかる。その途方もない時間の間、人類に掘り出されないようにするにはどうすればいいか?10万年?!キリストが生誕してからまだ2011年しか経ってないというのに。

放射性廃棄物は地震のない地域で地中深くに埋めてしまうしか手がない。そして人類に忘れ去れるのをひたすら待つしかない。しかも決して掘り出されてはならない。ちなみに日米がモンゴルで計画している最終処分場があるが、これはフィンランド「オンカロ」のアジア版である。

これは、ただ単純に日本で「脱原発」を唱えればいい問題では決してない。

現実に世界中で400基を超える原発が稼働しており、廃棄物が累計20〜30万トンにも上る。今後20年、中国とインドが欧米と同じエネルギーを消費するとすれば、原発の新設が1日に3基必要になる。化石燃料の争奪戦は経済問題だけではなく戦争を生む危険性すらある。大気汚染は深刻であり、さらに石炭の炭鉱事故では中国だけでなんと年間2千人が死亡している。

一方で再生可能エネルギーに期待するも、大阪堺市で建設中のメガソーラーの年間発電量は、たった浜岡原発1時間分。発電が不安定な上に、税金を大量につぎ込まなくては全く採算が合わない。ドイツは太陽光発電への累積投資に7兆円かけてそれでも電力全体のわずか2%。原発の20倍以上のお金を掛けてやっと原発1基分強。被災地の復興を前に財政赤字の日本のどこにそんな金がある?

そう言ってる間にも、化石燃料もウランもいつかは枯渇する。

いますぐ原子力を捨てることは無理なのだから、このオンカロのように放射性廃棄物を技術とお金と創意工夫で押さえ込むしか手が無いわけだ。

関係者のインタビューを中心に淡々と話は進む。映像がとにかく美しく、独特の雰囲気をもったいい映画だ。

2011年7月7日

UPOJENIE / PAT METHENY & ANNA MARIA JOPEK

UPOJENIE / PAT METHENY & ANNA MARIA JOPEK


このアルバムには本気で感動してしまった。
パットメセニープロデュースによる、ポーランドの歌姫アンナ・マリア・ヨペクの2003年のアルバム。
パットメセニーのオリジナル曲が多数収録されているが、いずれも新しいアレンジと彼女の美しいボーカルにより極めて「叙情的」なのが特徴。美しいメロディがこれでもかとばかりちりばめられていて、もう日本人にはツボと言える。また印象的なジャケットがその雰囲気を出してる。
特にパットメセニーファンには絶対聴いてほしい。彼のオリジナル曲が一層輝きを増している。
全編すばらしいが、あえて選ぶとすると、
Are You Going With Me? / Offramp
Always and Forever / Secret Story
Farmer’s Trust / Travels
Another Life / Speaking of Now
もう感涙もの。
ぜひ陶酔してほしい。
紹介していただいた@risarisa39さんに感謝。