2012年2月21日

日本人を勘違いさせた犯人たち

多くの日本人が好んでいたものの実態は、こういうことだった。

<司馬遼太郎>
昔の日本人は素晴らしいと感動しながら読みまくるビジネスオヤジが大増殖。
これじゃ中国や韓国が我らこそ素晴らしい民族と悦に入ってる図と全く同じ。
当時の世界の力学からちっぽけな日本がどういう影響を受けたかという視点で見れば、もっと違う風景になるはず。
そもそも司馬遼は歴史書ではなく小説だということを忘れちゃいけない。

<プロジェクトX>
日本企業は優秀である、特に現場は優秀、苦労することが大事、という神話を強化した国策番組。
もちろん彼らを尊敬はするが、日本にはこういう人たちがいたからこそ豊かになったという勘違いはやめたい。
当時の日本は世界情勢的に高度経済成長する要因がたっぷりそろっていたということの方がずっと大きい。

<太陽にほえろ>
日本の警察は清潔で優秀で人情たっぷりという神話をつくったプロパガンダドラマ。
世界中で悪名高き「代用監獄制度」が冤罪の温床になってる、実は警察は裏社会と密接につながっている、なんてこのドラマ見ても絶対にわからない。
世界中で警察は腐敗しているが、日本も大して変わらない。

<遠山の金さん、大岡越前>
「大岡裁き」など、本来の司法や人権や民主主義とほど遠い存在。
法律もルールも何にもない恣意的な判決がよしとされてきた。
あんなものを裁判だと思うから、みんなお上は正しいと思い込んでしまう。

<金八先生>
子供のことを真剣に考えれば先生は万能であるかのような幻想を抱かせた。そんなわけないだろ。

<HERO>
キムタクを使った「検察は正義、かっこいい」というプロパガンダ。
ドラマとしてはおもしろいが、検察の実態とあまりに違うことは明白。

<大前研一>
若い頃、大前研一の言うことを真に受けて、日本企業や上司をバカにしたり変に提言をしたりして、冷や飯をくらった経験のある人も少なくないはず。

<朝日新聞>
ずっとエリート新聞の代名詞だったが、そのブランドもようやく地に落ちた感がある。特に昔は、戦時中の戦況ねつ造や南京大虐殺や従軍慰安婦の大誤報や北朝鮮・文化大革命・チベット解放賛美など、よくもこれほどだましてくれたなって感じ。記者クラブのひどい実態も明らかになってきたし、田中角栄や小沢一郎もネットがなければ極悪政治家で終わってたんだろうな。

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